販売移管日は本年12月1日
共和薬品工業株式会社は、8月2日、塩野義製薬株式会社より長期収載品21製品の製造販売権を承継することについて合意したことを明らかにした。
共和薬品によるこの発表は、親会社でるインドのルピン社による英文リリースを翻訳する形で公開された。承継の合意は8月1日付けで行われ、販売移管日は本年12月1日となっている。
市場をリードする存在、共和薬品
塩野義製薬は、創薬型製薬企業としてグローバルな成長をビジョンに掲げ、その経営資源を疾患領域と販売エリアの選択と集中に向けている。また、将来の成長を支える画期的新薬の創出と、継続的なビジネスオペレーションの強化に取り組んでいる。今回の21製品の移管は、この成長戦略の一環として行われるもの。
共和薬品は、ブランド医薬品および後発医薬品の開発・製造・販売を行う企業。日本国内におけるジェネリック企業の中ではトップ10に入る存在であり、幅広い品揃えを誇る。特に精神神経科の領域では「共和アメル」のブランドで親しまれ、市場をリードする存在となっている。
合計の売り上げ規模は薬価ベースで94億円
共和薬品が今回承継することになった21製品は、精神神経科やがん、循環器や感染症といった治療領域にわたり、合計の売り上げ規模は薬価ベースで94億円にのぼるという。
今回の承継合意により、対象21品目の売り上げは12月1日以降共和薬品にて計上し、塩野義製薬は共和から154億円を受領する予定となっている。対象品目などの詳細は、共和薬品のプレスリリースで。

共和薬品工業が塩野義製薬より長期収載品の製造販売権を取得 - 共和薬品工業株式会社
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