培ってきた技術やノウハウを最大限に活用
シミックホールディングス株式会社と株式会社メディネットは、7月26日、再生・細胞医療事業分野において業務提携を行うことで合意したことを明らかにした。
両社は、これまで培ってきた技術やノウハウを最大限に活用し、再生医療製品などの開発から販売に至る様々な業務を支援するという。
切れ目なく支援する仕組みが必要
2014年11月の法改正により、再生医療等製品が承認を取得するための臨床試験の実施基準、そして早期実用化に向けた新たな承認制度が整備された。再生医療等製品の臨床試験は現在、実施増加が見込まれている。
一方、加工された細胞を「製品」とするためには、それぞれの細胞の特性を考慮した製造プロセスや輸送・品質管理体制の確立が重要だ。開発から治験・承認申請、商業生産、販売、市販後調査に至るプロセスを、切れ目なく支援する仕組みが必要となる。
開発段階か承認販売後の支援までサポート
今回の業務提携により両社は、再生医療等製品の開発・上市を検討する国内および海外の顧客に対して、開発段階か承認販売後の支援まで包括的にサポートするワンストップサービスの提供が可能になるとする。
また、日本に拠点や提携先を持たない海外の顧客に対しては、シミックグループの医薬品・医療機器分野でのノウハウを活かしたICCC業務と、メディネットの細胞加工プロセス開発、治験用細胞加工品製造から商業生産までのCDMO業務を組み合わせて提供するとしている。

シミックホールディングスとメディネットの再生・細胞医療事業分野における業務提携に関するお知らせ - 株式会社メディネット
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