「サキサグリプチン」と「ダパグリフロジン」の配合剤
アストラゼネカ株式会社は、7月25日、英国アストラゼネカが2型糖尿病治療薬「QTERN」の欧州における承認を取得したと発表した。
「QTERN」は、DPP-4阻害剤「サキサグリプチン」とSGLT2阻害剤「ダパグリフロジン」の固定用量配合剤。英国アストラゼネカによる承認取得の発表は、7月19日に行われている。
サイエンスの限界に挑戦
アストラゼネカは、世界中で糖尿病患者の負担および合併症の減少を目指し、サイエンスの限界に挑戦している。同社は、個別化治療アプローチの後押しとなる非インスリン糖尿病治療薬の3つの最新クラスによりポートフォリオを構成。重大な合併症を有する多様な母集団や患者に対する研究開発努力にフォーカスしている。
糖尿病に対する同社のコミットメントは、グローバル臨床研究プログラムの深さと広さに象徴されている。また、併用治療アプローチをさらに探求し、より多くの患者が治療の奏効を病勢進行のより早期で達成できるよう努めている。
日本においては開発されていない
「QTERN」が今回欧州委員会(EC)より、取得した承認は、EU加盟国全28ヵ国ならびにアイスランド、リヒテンシュタイン、ノルウェイを対象とするもの。同剤は、欧州で承認された最初のDPP-4阻害剤/SGLT2阻害剤配合剤となった。
なお現時点で同剤は、日本においては開発されていない。

2型糖尿病治療薬QTERN(サキサグリプチン・ダパグリフロジンの配合剤)の欧州における承認を取得 - アストラゼネカ株式会社
http://www.astrazeneca.co.jp/media/pressrelease