国内初の統合失調症患者向けアプリ
Meiji Seika ファルマ株式会社(以下「Meiji」)は、6月29日、国内初の統合失調症患者向けスマートフォンアプリ『こころケア』の提供を開始したと発表した。
同アプリは、株式会社ウェルビーが開発したスマートフォンアプリであり、ウェルビーが運営を行い、Meijiが提供する形となる。
長期的な回復を見据えることが重要
平成23年の厚労省が行った患者調査によると、日本での統合失調症の患者数は、約71.3万人といわれている。
統合失調症の治療では、長期的な回復を見据えることが重要となる。その際、患者が服薬や症状を自己管理し、自らの症状を把握することで、治療成績が向上するという。
『こころケア』は、患者の自己管理を支援し、治療の継続をサポートすることを目的に作成された。また、医療従事者との新たなコミュニケーションツールとしての活用も期待されている。
服薬、睡眠状況、セルフチェック
『こころケア』は主な機能として、「服薬に関する通知機能」「睡眠状況の記録機能」「症状のセルフチェック機能」を持つ。
服薬に関しては、服薬のタイミングや薬剤の種類・残薬を確認できる。睡眠状況については、睡眠時間とそのリズムが一覧で確認可能。症状のセルフチェックでは、症状の記録を元に患者自身がチェックを子ナウことができる。
Meijiは今後も、中枢神経系疾患における薬剤情報の提供のみならず、患者や医療従事者のニーズに応えることで医療に貢献できるよう努めるとしている。
(画像はプレスリリースより)

国内初 統合失調症患者さん向けスマートフォンアプリ「こころケア」の提供を開始 - Meiji Seika ファルマ株式会社
http://www.meiji-seika-pharma.co.jp/pressrelease/