3つめのカンデルサルタン錠販売へ
あすか製薬株式会社(以下あすか製薬)はオーソライズドジェネリックとして、カンデルサルタン錠「あすか」、カムシア配合錠「あすか」に加えて、カデシア配合錠LD・HD「あすか」が日に2016年6月17薬科収載されたと発表した。
このカデシア配合錠LD・HD「あすか」は今年2月に武田薬品工業株式会社(以下武田薬品)と事業化契約されたもので、同会社とのオーソライズドジェネリックとして3つめの製品となる。
今回のカデシア配合錠LD・HD「あすか」は武田薬品の「エカード配合錠」と同等のもので、製造・販売をあすか製薬が行い、武田薬品が今後、販売していくとしている。
加熱するオーソライズドジェネリック
オーソライズドジェネリックは新薬メーカーの先発医薬品と同一のものを提供できるため、後発医薬品としてのジェネリックとは異なり、ジェネリック販売前に行う様々な試験も省略することができる。
また、特許の使用期限の半年前から販売できるため、その間に市場のシェアを確保できるメリットがある。国が掲げる患者負担の軽減や医療保険財政の軽減を目的としたジェネリックの使用促進策もあり、オーソライズドジェネリックの拡大はますます加速していくと見られている。
あすか製薬では2015年に91億を売り上げ、また2016年にはこのカデシア配合錠LD・HD「あすか」を合わせて約100億円規模になるとしている。

カデシア配合錠LD・HD「あすか」の薬価収載および販売時期のお知らせ
http://www.aska-pharma.co.jp/news20160617.pdf