ピープルズ・ホープ・ジャパンを通じて
大塚製薬株式会社は、6月27日、認定NPO法人ピープルズ・ホープ・ジャパンを通じてミャンマーに助産診療センターを寄贈し、現地にて寄贈式を実施したことを明らかにした。
同センターでは、出産時の分娩介助と共に、より安定した母子健康のためのサポートが行われる。寄贈式は、6月24日、ミャンマーのAllel Kyun(アレージョン)村にて実施された。
出産時の分娩介助、継続的な保健教育も
ミャンマーでは出産時、助産師が妊産婦の自宅を訪れて分娩介助する方法が一般的となっている。しかし、妊産婦や乳児の健康のための環境整備が課題となっているのが現状だ。衛生面の改善、複数人への同時処置、妊産婦への継続的なケアや保健教育の充実などが望まれている。
今回新設された助産診療センターは、ミャンマー首都ネピドー北部にある農村地域のアレージョン村に位置する。出産のための病院が遠方であることなどからミャンマー保健省の要請で、同村での開設を決定したという。
センターでは助産師が常駐し、出産時の分娩介助を行う。また、簡易な治療や妊産婦や村人への継続的な保健教育を行い、出産や育児に関しての理解を深めるとしている。
妊婦搬送用バイク寄贈など、支援を続ける
ピープルズ・ホープ・ジャパンは、アジア途上国の人々の自立に向けて「保健・医療の教育」を中心とした支援活動に取り組む認定NPO法人。主として母子保健分野において継続的な教育支援活動を実施しており、1999年には特定非営利活動法人の認証を受け、2001年には認定NPO法人第1号となっている。
大塚製薬は、アジア地域の母子保健改善を中心に活動を行う同法人の活動にも賛同し、これまでも支援を行ってきた。今後も、緊急時の妊婦搬送用のバイク寄贈など、支援を実施していくとしている。
(画像はプレスリリースより)

ミャンマーに「助産診療センター」を寄贈 安定したサポートの実現で母子健康に貢献 - 大塚製薬株式会社
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