アムジェン社と契約改定
2016年6月24日、武田薬品工業株式会社(以下、武田薬品工業)は、Amgen Inc.(以下、アムジェン社)から導入した複数の新薬候補および製品の日本における開発・販売権について、アムジェン社との既存の契約を改定したことを発表した。
武田薬品工業とアムジェン社は、重篤な病気と闘う日本の患者にアムジェン社で創られている革新的な医薬品を提供するため、アムジェン社が保有している癌、炎症、疼痛などの疾患領域における臨床開発品目に関するライセンス契約を2008年に締結していた。
今回の契約改定により、AMG403とAMG386をはじめとする複数の新薬候補および製品について、権利を直ちにアムジェン社へ返還するとともに、アムジェン社と協力して臨床試験に参加している患者が日本で適切な治療を確実に受けられるようにする。
提携関係は継続
武田薬品工業とアムジェン社は、切除不能な進行・再発性大腸癌治療剤である「ベクティビックス」(一般名:パニツムマブ)等の残りの品目について、今後も日本における開発・販売の提携関係を継続し、科学的な知見を積み上げ、革新的な治療薬のポートフォリオを確立していく。

武田薬品工業株式会社 プレスリリース
http://www.takeda.co.jp/news/2016/20160624_7470.html