「ACU-4429」と「OPA-6566」
大塚製薬株式会社は、6月14日、医薬関連事業アキュセラ・インク(以下「アキュセラ社」)との共同開発・共同販売契約を終了すると発表した。
今回終了した契約は、アキュセラ社が創製したドライ型加齢黄斑変性治療薬候補「ACU-4429」と、大塚製薬が創製した緑内障治療薬候補「OPA-6566」の共同開発・共同販売についてのもの。
主要評価項目を達成できなかった
大塚製薬は2008年9月、アキュセラ社と「ACU-4429」についての共同開発・共同販売契約を締結。米国において、ドライ型加齢黄斑変性を対象とした共同開発を行ってきた。
しかし大塚製薬は、「ACU-4429」が臨床第2b/3相試験のトップラインデータにおいて主要評価項目を達成することができなかったという報告を、アキュセラ社より受領。大塚製薬はこのデータを確認した結果、ドライ型加齢黄斑変性に対する「ACU-4429」の共同開発を終了することを決定したという。
所定期間の経過をもって終了
大塚製薬はアキュセラ社に対して、所定期間の経過をもって「ACU-4429」の共同開発・共同販売契約を終了する旨を通知。またこの通知により、緑内障治療薬候補「OPA-6566」の共同開発・共同販売契約についても所定期間の経過をもって終了としている。
大塚製薬は今後も、十分に満たされていない領域の研究開発を進め、独創的な医薬品で世界の人々に貢献するとしている。

アキュセラ・インクとの共同開発・共同販売契約終了のお知らせ - 大塚製薬株式会社
http://www.otsuka.co.jp/company/release/detail