適切な治療とサポートを受けられるよう
日本イーライリリー株式会社は、6月13日、うつ病への理解促進を目指す啓発動画『うつ病を経験したわたしから大切なメッセージ』を公開した。
この動画は、うつ病による多様な症状に対する正しい理解を促し、適切な治療とサポートを受けられるようになることを願い、制作されたもの。公開は、同社ウェブサイト『うつ病 こころとからだ』にて行われている。
本人さえ気づきにくいことがある
うつ病は、脳の働きに何らかの障害が起こることで発症すると考えられている疾患。血液検査や脳画像などで客観的に診断することは難しく、症状の程度・質・継続期間・生活への支障の度合いなどから、医師による総合的な判断が行われる。
うつ病は心の症状のみならず、「体がだるい、つかれやすい」といった体の症状が現れる場合もある。また症状の現れ方は様々であり、本人さえ症状がうつ病によるものと気づきにくいことがあるという。
日本におけるうつ病の生涯有病率は6.2%であり、12ヵ月有病率は2.1%とされる。うつ病や自殺による日本の経済損失額は、年間で約2.7兆円に上るという推計結果も公表されている。
回復までの道のりを当事者視点から描く
今回公開された動画『うつ病を経験したわたしから大切なメッセージ』は、実写とアニメーションにより構成された約4分間のショートムービー。ある女性を主人公として、うつ病の症状を感じてから回復に向かうまでの道のりを、当事者の視点から描いている。
日本イーライリリーはこの動画を通じて、うつ病についての正しい理解を促進し、当事者が適切なサポートを受けられる社会の実現を願い、今後も活動を続けるとしている。
(画像はプレスリリースより)

うつ病 こころとからだ - 日本イーライリリー株式会社
http://utsu.ne.jp/「うつ病」への理解促進を目指し、啓発動画を公開 - 日本イーライリリー株式会社
https://www.lilly.co.jp/