二次除菌用「ボノピオン」と同時発売
武田薬品工業株式会社と大塚製薬株式会社は、6月7日、「ボノサップパック400」「同800」(以下「ボノサップ」)および「ボノピオンパック」(以下「ボノピオン」)を、日本国内において発売した。
「ボノサップ」は、ヘリコバクター・ピロリ一次除菌用パック製剤。「ボノピオン」は、ヘリコバクター・ピロリ二次除菌用パック製剤
消化性潰瘍の再発予防に有効
ヘリコバクター・ピロリは、ヒトの胃内に存在する細菌のひとつ。主に、消化性潰瘍の発症に深く関与することが明らかになっている。ヘリコバクター・ピロリの除菌療法は、主に消化性潰瘍の再発予防について有効であり、除菌後には再発率が著明に低下する。
「ボノサップ」は、武田薬品が創製したカリウムイオン競合型アシッドブロッカー「タケキャブ錠」を含むヘリコバクター・ピロリ一次除菌用パック製剤。「タケキャブ錠」に加えて「アモリンカプセル」と「クラリス錠」の3剤を組み合わせ、ひとつのパッケージとしている。
「ボノピオン」は、「タケキャブ」と「アモリン」、そして「フラジール内服錠」の3剤を組み合わせた、二次除菌用パック製剤。
酸関連疾患治療における医療ニーズへ貢献
武田薬品と大塚製薬は、2014年3月末、酸関連疾患治療剤「タケキャブ錠」について国内共同プロモーション契約を締結している。この契約に基づき両社は、「ボノサップ」および「ボノピオン」についても情報活動を実施。酸関連疾患治療における医療ニーズへの貢献を目指すとしている。

ヘリコバクター・ピロリ除菌用パック製剤 「ボノサップパック400」「ボノサップパック800」発売について - 武田薬品工業株式会社
http://www.takeda.co.jp/news/2016/