富士薬品が創製した「トピロリック錠」
株式会社富士薬品とファイザー株式会社は、6月1日、高尿酸血症治療剤「トピロリック錠」について、日本国内における共同販促(コ・プロモーション活動)を開始したと発表した。
「トピロリック錠」は、富士薬品が創製し、製造販売承認を保有する薬剤。
キサンチンオキシダーゼ阻害剤
「トピロリック錠」は、非プリン型の基本骨格を有するキサンチンオキシダーゼ阻害剤。同剤は、トピロリックプリン体の最終代謝産物である尿酸の生成に関与するキサンチン酸化還元酵素(XOR)に対して、選択的かつ可逆的な阻害作用を持つ。この作用により尿酸の生成を抑制し、血中尿酸濃度を低下させる。
同剤は通常成人に投与する場合、「トピロキソスタット」として1回20mgより投与を開始し、1日2回朝夕に経口投与を行う。その後は、血中尿酸値を確認しながら必要に応じて徐々に増量。維持量は通常1回60mgを1日2回とし、最大投与量は1回80mgが1日2回となっている。
製造・販売は従来通り富士薬品が担当
「トピロリック錠」は日本国内において、2013年9月より富士薬品が製造販売を行っている。今回開始された「トピロリック錠」の共同販促においても、情報提供活動は両社が共同で担当するが、製造・販売は従来通り富士薬品が担当するという。
今回の共同販促開始を機に、富士薬品とファイザーは情報提供活動を一層充実させ、高尿酸血症治療における同剤の適正使用を推進するとしている。
(画像はプレスリリースより)

高尿酸血症治療剤「トピロリック錠」コ・プロモーション開始のお知らせ - ファイザー株式会社
http://www.pfizer.co.jp/pfizer/company/press/