潰瘍性大腸炎など消化器疾患領域が対象
アッヴィ合同会社とエーザイ株式会社およびエーザイ子会社であるEAファーマ株式会社は、6月1日、ヒト型抗ヒトTNFαモノクローナル抗体「ヒュミラ」の消化器疾患領域における共同プロモーションを、EAファーマとアッヴィが開始すると発表した。
この共同プロモーションは、潰瘍性大腸炎・クローン病・腸管型ベーチェット病といった消化器疾患領域の適応症を対象とするもの。
アッヴィとEAファーマ
「ヒュミラ」は、ヒト型抗ヒトTNFαモノクローナル抗体製剤。日本においては、関節リウマチ・尋常性乾癬・関節症性乾癬・強直性脊椎炎・若年性特発性関節炎・腸管型ベーチェット病・クローン病などの効能・効果で、承認を取得している。
今回同剤について共同プロモーションを行うこととなったアッヴィは、アボットラボラトリーズからの分社を経て2013年に設立された、研究開発型のグローバルなバイオ医薬品企業。一方EAファーマは、エーザイの消化器疾患領域事業と味の素製薬が統合して2016年4月に発足された、消化器スペシャリティ・ファーマ。
流通販売体制に変更はなし
今回開始された共同プロモーションは、EAファーマがエーザイからの委託を受けて実施されるもの。製造販売元がアッヴィ、販売元がエーザイという同剤の流通販売体制に変更はなく、また消化器疾患領域以外の適応症については従来通りアッヴィとエーザイが共同プロモーションを行うとしている。
3社は、同剤の適正使用の推進と情報提供に引き続き努め、患者のQOL向上に貢献していくという。

アッヴィとエーザイ子会社のEAファーマ、「ヒュミラ」の消化器疾患領域における共同プロモーションを開始 - エーザイ株式会社
http://www.eisai.co.jp/news/news201637.html