新しい皮下注製剤ACTEMRAの承認
ロシュ社は、ACTEMRAの皮下注製剤を、症状の十分な軽減が得られてない中等度から重度の成人の関節リウマチ(RA)患者の治療薬として米国食品医薬品局(FDA)が承認したことを発表しました。
日本でのACTEMRAの承認状況は以下の通りです。
まず、静注製剤では、「アクテムラ点滴静注用80mg、同200mg、同400mg」という販売名で、2008年4月に全身型若年性特発性関節炎の効能・効果の承認を取得しています。その他にも、関節リウマチ(関節の構造的損傷の防止を含む)、若年性特発性関節炎、キャッスルマン病に伴う諸症状及び検査所見の改善の効能・効果も承認されています。
皮下注製剤では、「アクテムラ皮下注162mg シリンジ」「同オートインジェクター」という販売名で、2013年3月に関節リウマチ(関節の構造的損傷の防止を含む)の効能・効果の承認を取得しています。
皮下注製剤は、静注製剤と同様に単剤またはメトトレキサート(MTX)や他の生物学的製剤以外のDMARDsと併用して投与が可能です。
メトトレキサート(Methotrexate : MTX)とは、葉酸代謝拮抗剤に分類される抗悪性腫瘍薬(抗がん剤)、抗リウマチ薬である。
(Wikipediaより引用)
関節のダメージを軽減!?
関節リウマチは自己免疫疾患の一つですが、その罹患患者数は世界中で7,000万人とも言われています。関節に慢性的な炎症や痛み、腫れが生じて徐々に不自由になっていきく疾患です。
中等度から重度の成人のRA患者に、早期にACTEMRAのような薬剤を投与することで、回復不能な関節のダメージを防ぐことが期待されます。
当参考資料は、F. ホフマン・ラ・ロシュが2013年10月22日(スイス現地時間)に発表した英文プレスリリースを、戦略的アライアンスを締結している中外製薬が翻訳版として、報道関係者の皆様に提供させていただくものです。
従いまして、日本国内と状況が異なる場合があること、また、正式言語が英語であるため、表現や内容につきましては英文プレスリリースが優先されますことをご留意下さい。
本プレスリリースに使用された商標等はすべて法律で保護されています。
(プレリリースより引用)

中外製薬株式会社
http://www.chugai-pharm.co.jp/hc/ss/index.htmlF. Hoffmann-La Roche, Ltd.
http://www.roche.com/media/media_releases.htm