「3.75mg」「5mg」の剤形は既に発売
第一三共株式会社は、5月25日、抗血小板剤「エフィエント錠20mg(一般名:プラスグレル塩酸塩)」を発売した。
同剤は、既に「3.75mg」「5mg」の剤形が発売されている「エフィエント」の新剤形。本年1月20日に製造販売承認を取得し、発売同日に薬価基準へ収載されている。
安定した抗血小板作用を示す
「エフィエント」は、第一三共と宇部興産株式会社が創製した、国産の経口抗血小板剤。経皮的冠動脈形成術が適用される虚血性心疾患患者に対して、早期から維持期にかけて安定した抗血小板作用と優れた心血管イベント抑制効果を示すことが、国内及び海外の臨床試験で確認されている。
同剤は日本国内において、2014年5月より「エフィエント錠3.75mg」「同錠5mg」が既に発売済み。その用法・用量は、「通常、成人には、投与開始日にプラスグレルとして20mgを1日1回経口投与し、その後、維持用量として1日1回3.75mgを経口投与する」こととされている。
使用時の負担軽減が見込まれる
「エフィエント」の従来の剤形では、初回負荷用量として5mgを4錠使用する必要があった。しかし今回発売された「同錠20mg」により、1錠投与が可能となっている。
第一三共は、同剤により使用時の負担軽減が見込まれることで、虚血性心疾患領域の治療において患者や医療関係者により一層貢献できると、期待しているという。

抗血小板剤「エフィエント錠20mg」発売のお知らせ - 第一三共株式会社
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