統合により国内市場向けの販売体制を強化
富士フイルムメディカル株式会社は、5月20日、子会社である富士フイルムソノサイト・ジャパンを吸収合併により統合したと発表した。
同社はこの統合により、国内市場向けの超音波画像診断装置販売体制を強化するとしている。
超音波画像診断分野における市場を拡大
富士フイルムメディカルは、1965年、富士フイルムグループの医療事業を担う企業として誕生した。富士フイルムが医療情報ネットワークシステムや医療用デジタルイメージング機器などの設計および開発を手がけ、富士フイルムメディカルはその販売と技術サービスを担っている。
富士フイルムは2012年、米国SonoSite Inc.(現FUJIFILM SonoSite Inc.)を買収。以来、超音波画像診断分野における市場の拡大を目指してきた。2014年には、両社の技術を結集して共同開発した携帯型超音波画像診断装置「FUJIFILM FC1」を発売。さらに本年4月には、軽量・コンパクトで携帯性に優れ、かつ診断しやすい7インチ画面を装備したタブレット型超音波画像診断装置「SonoSite iViz」を発表している。
さらなる商流の効率化を進める
2015年7月、富士フイルムメディカルは国内において富士フイルムソノサイト・ジャパンを100%子会社化。超音波画像診断装置の販売体制を一本化し、販売効率アップを図っていた。今回の統合により、さらなる商流の効率化を進め、超音波画像診断装置の売り上げ拡大を目指すとしている。

富士フイルムメディカル 子会社の富士フイルムソノサイト・ジャパンを統合 - 富士フイルムメディカル株式会社
http://fms.fujifilm.co.jp/news/articlenr_160520.html