かかりつけ薬局による残薬確認
総合メディカル株式会社は、2016年5月10日、同社オリジナルの「残薬調整バッグ」を全国のそうごう薬局全店で無料配布すると発表した。
大量に発生する残薬は年間約500億円分に達し、患者の症状悪化にもつながるため社会問題化している。原因は薬の飲み忘れや飲み残しであることから、薬剤師の管理や指導により約400億円分の削減が可能とされる。
専用バッグの効果を実証
同社はこれまで、各薬剤師会による「残薬調整バッグ」を活用してきたが、「かかりつけ薬局」として残薬確認を強化することにした。
「残薬調整バッグ」は、患者が飲み忘れた薬や重複した薬を「かかりつけ薬局」に持参する際に用いる専用バッグ。
活用スキーム検討のため複数の店舗で試行した結果、効果を立証でき、今回、全社統一での実施に至ったという。当面は直営のそうごう薬局434店舗で配布を開始し、グループの薬局141店舗にも広げていく。
同社では残薬を解消するため、冊子のお薬手帳と電子版のヘルスケア手帳、クリアポケットで服用状況をチェックできるお薬カレンダー、使用期限や薬の重複・飲み合わせなどを確認する残薬相談などの取り組みも行っている。
(画像はプレスリリースより)

総合メディカル株式会社 プレスリリース
http://www.sogo-medical.co.jp/