精神疾患領域の取り組み
ヤンセンファーマ株式会社(以下、ヤンセン)は、リニューアルした統合失調症の疾患教育ツール「バーチャル ハルシネーション」を、疾患啓発サイト「メンタルナビ」にて2016年5月16日から公開すると発表した。
ヤンセンは、精神疾患領域における包括的な取り組みとして「ヘルシーマインド」プログラムをアジアパシフィック地域で展開している。
このプログラムは、精神疾患をもつ人が最適な治療を受けると共に、社会の偏見を低減することを目指すもので、「バーチャル ハルシネーション」はこのプログラムの一環で行っている。
統合失調症の急性期の症状を体験
統合失調症の症状は、幻覚や妄想が現れる「陽性症状」、意欲低下などを示す「陰性症状」、臨機応変な対応が難しい「認知機能障害」に分類される。幻聴や妄想などの症状は周囲には分かりづらく、患者は理解されないというストレスを抱える。
「バーチャル ハルシネーション」では、統合失調症の急性期に現れる症状を4つの代表的なパターン(「軽蔑、嘲笑、命令してくる幻聴」、「行動を予言してくる幻聴」、「生活音に重なって聞こえてくる幻聴」、「過度におだててくる幻聴」)を疑似体験する実写版ムービーを紹介している。
監修には認定NPO法人 地域精神保健福祉機構(COMHBO)、財団法人 精神・神経科学振興財団が協力している。

ヤンセンファーマ株式会社 プレスリリース
http://www.janssen.com/japan/press-release/20160512-VHメンタルナビ
http://www.mental-navi.net/