CDMO事業とCRO事業で共同営業展開
エイツーヘルスケア株式会社とファーマバイオ株式会社は、5月6日、再生医療分野において業務提携を行うことを発表した。
この提携では、ファーマバイオが提供するCDMO(医薬品開発製造受託機関)事業およびエイツーヘルスケアが提供するフルサービスCRO(医薬品製造受託機関)事業について、両社が共同営業展開を行う。
臨床試験を共同受託、より迅速な承認へ
iPS細胞などを代表とする再生医療は、従来アカデミアを主体に研究開発が進められてきた。しかし2014年11月の法改正では、再生医療等製品としての承認取得のための臨床試験の実施基準および早期実用化に向けた新たな承認制度を整備。今後は、再生医療等製品の臨床試験の実施が一層加速されることが想定される。
エイツーヘルスケアは、モニタリングをはじめとする豊富な臨床試験の受託実績を誇るCRO。ファーマバイオは、日本で初めて細胞・組織に由来する再生医療等製品専門の受託開発製造を行うCDMO。両社が臨床試験を共同受託することで、より迅速な承認につながるとしている。
一気通貫の創薬ソリューションを提供
エイツーヘルスケアとファーマバイオは今回の提携により、開発のリスクとコストを最小限に抑え、世界に通ずる品質と安全性を確保しつつ生産性を最大化できる一気通貫の創薬ソリューションを提供するとしている。
また、医学的意義と確度が見込める世界中のシーズの実用化促進を通じて社会に貢献すると共に、革新的な医療の提供により全世界の難病に悩む患者のQOLを向上させるという。

エイツーヘルスケアとファーマバイオが再生医療分野において業務提携 - ファーマバイオ株式会社
http://www.pharmabio.co.jp/news/detail.php