Heptares社とHeptares社
そーせいグループ株式会社は、4月18日、バイオ医薬品会社であるKymab Limited(以下「Kymab社」)と同社子会社が、新規抗体薬の研究開発・商業化に関する戦略的共同研究を開始したと発表した。
この研究を行う同社子会社は、Heptares Therapeutics (以下「Heptares社」)。研究のターゲットは、がん免疫療法の領域における複数のGタンパク質共役受容体(GPCR)。
がん治療法に革命を起こすがん免疫療法
がん免疫療法は、生体内の免疫システムを活性化することでがん化した細胞に対する特異的な免疫反応を引き起こし、その作用で治療を行う。がん治療法に革命を起こす治療とされ、近年は数々のがん免疫治療抗体が承認を取得している。
GPCRは、自然免疫系および獲得免疫系の細胞に幅広く発現しており、細胞の遊走運動や腫瘍周辺への動員・活性化・生存延長など重要な役割に関与。新規がん免疫抗体治療薬の標的となり得ることが知られている。
保有する開発力を相補的に活かして
今回開始された共同研究において、Heptares社は、「StaR」基盤技術を活用して安定化した抗原を作製。Kymab社は、「Kymouse」と呼ばれる同社のヒト抗体探索技術により、抗体を作製する。
画期的な製品を臨床に進めるべく、両社はそれぞれ保有する開発力を相補的に活かし、有望なリード抗体の開発を推進するとしている。

子会社Heptares 社とKymab社、新規抗体薬の研究開発・商業化に関する戦略的共同研究を開始 - そーせいグループ株式会社
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