本年1月22日に製造販売承認を取得
中外製薬株式会社および大正富山医薬品株式会社は、4月21日、ビスホスホネート系骨吸収抑制剤イバンドロン酸ナトリウム水和物「ボンビバ錠100mg」の共同販売を開始した。
同剤は、「骨粗鬆症」を効能・効果として本年1月22日に中外製薬が製造販売承認を取得。4月20日に薬価基準に収載されていた。
二つの投与経路を選択できる
骨粗鬆症の治療目的は、骨折による寝たきり予防と、患者のQOL維持・改善にある。そのため医療現場では、骨量を増やし骨折の発生を抑制する薬剤が求められている。
今回販売開始となる「ボンビバ錠」ならびに2013年8月より先行販売している「ボンビバ静注」は、国内で唯一の骨粗鬆症治療薬。同一ブランドで、投与頻度も同一の月1回をとすることで、患者の状況に合わせて二つの投与経路を選択できるようになった。
骨粗鬆症治療への貢献を続ける
「ボンビバ錠」の有効性については、「ボンビバ静注」を対照薬として検討した第3相臨床試験で明らかになっている。安全性については新たな傾向は認められず、骨粗鬆症患者に対する忍容性も良好だったという。
中外製薬および大正富山医薬品は、新しい治療選択肢の提供を通じて、今後も骨粗鬆症治療への貢献を目指した取り組みを続けるとしている。

骨粗鬆症治療剤「ボンビバ錠100mg」の発売について - 中外製薬株式会社
http://www.chugai-pharm.co.jp/news/detail/