肥満症改善薬ビスラットゴールドEX発売
小林製薬は13日、肥満を改善するための第2類医薬品ビスラットゴールドEXを新たに発売することを発表した。
ビスラットゴールドEXとは
ビスラットゴールドEXは、2009年に小林製薬から発売されたビスラットゴールドのリニューアル製品である。今回の新発売では、肥満改善につながる生薬の配合を20パーセント増量し、従来品よりも身体の脂肪を燃焼する効果・効能が期待されている。
脂肪を落とすための有効成分とされているのは、大柴胡湯(だいさいことう)と呼ばれる漢方薬の一種である。これは8種類の生薬をもとに作られており、小腸で脂質が吸収されることを抑制し、肝臓での脂質代謝を改善するのに役立つといわれている。
ビスラットゴールドEXは、1日2回の服用によって体内の代謝率を上昇させ、余分な脂肪を燃焼させる。それとともに、有効成分が便の排出を促すため、便秘改善にもつながる医薬品であるといえる。
発売の背景
小林製薬によると、同製品が発売されるに至った背景には「隠れメタボ」の存在があるという。「隠れメタボ」とは、BMI値や腹囲がメタボリックシンドロームとされる基準値を下回っているにもかかわらず、高血圧などの症状を有している人々を指す。
小林製薬は、この原因が加齢などによる代謝の低下にあると判断し、代謝を改善するビスラットゴールドの開発につなげたとのこと。そして、同製品がとりわけ年齢を重ねても美しくありたい中高年層の女性に貢献することを願っているという。

小林製薬 ニュースリリース
http://www.kobayashi.co.jp/