再生医療等製品実用化の基盤整備を目指す
株式会社ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング(J-TEC)は、4月12日、平成28年度「再生医療の産業化に向けた評価基盤技術開発事業(再生医療等の産業化に向けた評価手法等の開発)」において、同社の申請事業2件が採択されたと発表した。
同事業は、国立研究開発法人 日本医療研究開発機構(AMED)が公募していたもの。同社はこの事業を通じて、再生医療等製品実用化の基盤整備を目指すとしている。
合理的な評価手法を開発
「再生医療の産業化に向けた評価基盤技術開発事業」は、日本における再生医療など製品の優れた技術シーズの製品化促進を目的とする。
具体的には、個々の再生医療等製品に特有となる安全性・有効性及び開発シーズの製品化における評価項目やその指標等を明確にし、合理的な評価手法を開発。製品化されつつある後続の再生医療等製品のために、実用化・産業化基盤を整備するとしている。
同種培養皮膚と間葉系幹細胞
今回J-TECが採択された2件の事業は、「皮膚再建に用いる同種培養皮膚の基礎研究ならびに製品開発」と「移植に用いる間葉系幹細胞の評価ならびに製品開発」。
同社は平成29年3月期において、同事業実施に伴う委託金収入を見込んでいる。

「再生医療の産業化に向けた評価基盤技術開発事業」事業採択のお知らせ - 株式会社ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング
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