第2期「DSKプロジェクト」を実施
国立大学法人 京都大学(以下、京都大学)と大日本住友製薬株式会社(以下、大日本住友製薬)は、2016年4月11日、革新的オンコロジー創薬・医学拠点となる協働研究の第2期「DSKプロジェクト」を実施すると発表した。
京都大学、大日本住友製薬による協働運営委員会、研究推進委員会、知的財産委員会で運営するDSKプロジェクトは、京都大学中核研究グループ(免疫、消化器、ゲノム情報)と大日本住友製薬サテライト研究グループの協働で、京大病院西構内にあるメディカルイノベーションセンター棟にて2016年4月からの5年間に行う。
免疫とストローマ制御によるがん創薬
「DSKプロジェクト」は独創的な抗がん剤、診断法・治療法を創出することを目的としている。
第2期では、分子・細胞生物学的観点と臨床的観点から免疫や組織ストローマ(間質)細胞のがん細胞を制御するメカニズムを解明すると共に、「がんと宿主応答」という画期的な観点でのがん創薬を目指す。
ストローマ細胞は、線維芽細胞、免疫細胞、周皮細胞、内皮細胞、炎症性細胞などのがん組織に存在するがん以外の細胞のことである。

国立大学法人 京都大学・大日本住友製薬株式会社 プレスリリース
http://www.ds-pharma.co.jp/pdf_view.php?id=738