より効率的な治験実施を目指して
ファイザー株式会社は、4月14日、福岡県飯塚市の飯塚病院との間でクリニカルトライアル・パートナーシップ契約を同日付で締結したと発表した。
同契約は、治験ならびに製造販売後臨床試験に関する包括的なものであり、より効率的な治験実施を目指すとしている。
日本の民間病院としては初
ファイザーでは、先進的な医療機関との連携強化および治験の効率化促進のため、「INSPIRE site」という治験実施・選定における協力施設認定プログラムを、55ヶ国/180施設で運営している。
飯塚病院は、1918年の開院以来、福岡県・筑豊地域の基幹病院として地域診療の中心となっている病院。治験実施にも積極的に取り組み、国際共同治験や難易度の高い治験にも対応可能な治験管理体制を有している。
今回のクリニカルトライアル・パートナーシップ契約締結により同院は、日本の民間病院としては初めて同プログラムに登録認定されることになった。
治験の優先的な候補施設として検討
今回締結されたクリニカルトライアル・パートナーシップ契約により飯塚病院は、ファイザーが治験のための医療機関を選定する際、優先的な候補施設として検討されることになる。また、治験に関係する情報やトレーニングの提供なども、ファイザーから同院へ実施されるという。
ファイザーは今後も、飯塚病院と協業して新しい医薬品をより早く患者へ届けるよう今後も努めるとしている。

飯塚病院とクリニカルトライアル・パートナーシップ契約を締結 - ファイザー株式会社
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