オーソライズドジェネリックの製造販売承認を取得
持田製薬株式会社(以下、持田製薬)は2月15日、子宮内膜症治療剤「ジエノゲスト錠/OD錠「モチダ」」(以下、「モチダ」)が製造販売承認を取得したことを発表した。
「モチダ」は持田製薬が製造販売している「ディナゲスト錠」(一般名ジエノゲスト)と原薬・添加物・製造方法・製造工場が同じというオーソライズドジェネリックで、薬価基準収載後に販売予定である。
「ディナゲスト錠」は、プロゲステロン受容体を選択的に活性化して、卵巣機能の抑制と子宮内膜細胞増殖の抑制に効果がある。
また、低エストロゲン状態によるのぼりやほてりなど更年期様症状を起こしにくく、骨粗鬆症も認められないため、子宮内膜症治療の標準治療薬の1つとなっている。
知的財産権の侵害にならないように謹告
「ディナゲスト錠」は独・バイエル・シエーリング・ファーマ社から導入して開発を行い、2008年1月に発売した薬剤で、2016年12月にも日本における「子宮腺筋症に伴う疼痛の改善」の効能・効果追加承認取得をしている。
また、2日前にあたる2月13日、持田製薬は「謹告」として、ジエノゲストを有効成分とする医薬品に対して、特許権を有していることを掲げ、知的財産権の侵害にならないように注意を呼びかけている。
(画像は持田製薬会社HPより)

持田製薬会社 ニュースリリース
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