岡山大鵬薬品、オーソライズドジェネリック抗悪性腫瘍剤の製造販売承認を取得

岡山大鵬薬品株式会社は、2月15日、抗悪性腫瘍剤『エスワンタイホウ配合OD錠T20』『同T25』について、同日付で厚生労働省より製造販売承認を取得したと発表した。

『エスワンタイホウ配合OD錠』は、同社の親会社である大鵬薬品工業株式会社が製造販売している『ティーエスワン配合OD錠T20』『同T25』のオーソライズドジェネリック。

『ティーエスワン』は、世界初となる抗がん剤の口腔内崩壊錠。同剤は、口腔内の唾液で速やかに崩壊するため、水なしでも服用が可能。カプセル服用が困難な患者や、水分摂取制限がある患者など、様々なニーズに応える薬剤となっている。

同剤は胃がんの治療薬として開発され、1999年に国内で最初の承認を取得。日本では、結腸・直腸がん、頭頸部がん、非小細胞肺がん、手術不能または再発乳がんなどの追加効能を取得している。

岡山大鵬薬品の『エスワンタイホウ配合OD錠』は、この『ティーエスワン』と同じ薬効を持つ。

『エスワンタイホウ配合OD錠』は、刻印・表示・デザインこそと異なるが、処方と原薬・添加物、製剤の製造所・製造工程ならびに個装ケースといった包材の材質、そして入り目および寸法などが『ティーエスワン』と同一のオーソライズドジェネリックとなっている。

岡山大鵬薬品は今後も、大鵬薬品と連携して患者や医療従事者により一層貢献できるよう努めるとしている。

（画像は岡山大鵬薬品の公式ホームページより）




抗悪性腫瘍剤『エスワンタイホウ配合OD錠』製造販売承認取得に関するお知らせ - 岡山大鵬薬品株式会社
http://www.okayama-taiho.co.jp/pdf/20170215.pdf