3ヵ月にわたる実務研修で知見を得る
日本調剤株式会社は2017年2月9日のニュースリリースで、2017年1月から開始した国立がん研究センター東病院が開催する「第一回保険薬局薬剤師がん薬物療法研修」に、日本調剤の薬局勤務の薬剤師を参加させ、「高度薬学管理機能」に対応できる人材を育成すると発表した。
この「がん薬物療法」研修では、一定の基準を満たした薬局勤務の薬剤師が、レジメン管理(注射薬、内服薬)、抗がん剤治療に関わる患者指導や緩和ケア、抗がん剤の注射剤調製等の病院内で3ヵ月にわたる実務研修を体験し、さらに各種がんの病態・治療法等の講義研修を履修することができる。
全都道府県に約3,000名の薬剤師を有する
2015年10月に厚生労働省が示した「患者のための薬局ビジョン」では、「かかりつけ薬剤師」「健康サポート薬局」といった薬局・薬剤師の機能強化を進めるとともに、専門機関と連携して、抗がん剤の副作用対応や抗HIV薬の選択など「高度薬学管理機能」を発揮できる薬局・薬剤師の存在が求められている。
がん領域の専門医療機関である国立がん研究センター東病院では、「がん薬物療法」への高度な専門性を有する薬局薬剤師の養成を目的として、2017年1月より保険薬局薬剤師を対象とした研修を開始しており、日本調剤ではこの研修を、薬剤師が「高度薬学管理機能」に対応できる専門的知識と技能を習得する絶好の機会と捉え、医療機関と連携して対応できる薬局薬剤師の育成を推進していく。
(画像は日本調剤株式会社のサイトより)

日本調剤株式会社ニュースリリース
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