コ・プロモーション契約を締結
田辺三菱製薬株式会社は、2月3日、「ステラーラ」のクローン病適応について、ヤンセンファーマ株式会社との間でコ・プロモーション契約を締結したと発表した。
同剤は、ヤンセンファーマが日本国内において申請中のヒト型抗ヒトIL-12/23p40モノクローナル抗体製剤。
クローン病の治療に新たな選択肢を提供
クローン病は、主として小腸や大腸などの腸管壁に炎症や潰瘍などができる、慢性の炎症性疾患。緩解と再発・再燃を繰り返す疾患であり、消化管のみならず全身に様々な合併症が発生する場合もある。原因不明であり、根本的な治療法は確立されていない。厚生労働省「特定疾患治療研究事業」の対象疾患である難病に指定されている。
田辺三菱製薬は、クローン病の治療薬として点滴静注製剤「レミケード」を2002年5月より販売している。今後はこの「レミケード」とともに、作用機序が異なる「ステラーラ」の情報提供活動を併せて実施。クローン病の治療に、新たな選択肢を提供していくとしている。
「シンポニー」についてもコ・プロモーション契約を締結
田辺三菱製薬とヤンセンファーマは、関節リウマチの治療薬として皮下注製剤「シンポニー」の販売についても、2011年9月より提携を行っている。この「シンポニー」についても今回、両社はコ・プロモーション契約を締結した。
田辺三菱製薬は今後、クローン病の適応では「レミケード」と「ステラーラ」、潰瘍性大腸炎の適応では「レミケード」と「シンポニー」を展開するとしている。
(画像はプレスリリースより)

「ステラーラ」のクローン病適応についてヤンセンファーマとコ・プロモーション契約を締結 - 田辺三菱製薬株式会社
http://www.mt-pharma.co.jp/