2016年12月に開始した
日本調剤株式会社は、1月23日、東京大学大学院医学系研究科との共同研究を2016年12月に開始したことを明らかにした。
この共同研究は、東大大学院が開発した自己管理支援アプリ「GlucoNote」と日本調剤が開発した電子お薬手帳「お薬手帳プラス」の機能を連携させ、薬剤師による対面サポートを付加することによる効果を検証するというもの。
「GlucoNote」と「お薬手帳プラス」
「GlucoNote」は、東大大学院医学系研究科健康空間情報学講座が開発した、2型糖尿病および予備群の人を対象とした、自己管理支援アプリ。自宅で測定された体重・血圧・血糖値などのデータと生活習慣の関連性を検討し、適切な支援へつなげるべく開発されている。
「お薬手帳プラス」は、薬の管理や各種健康管理を、スマートフォンやパソコン上で管理することができるアプリ。「自動連携機能」「処方せん送信機能」などを装備し、従来の電子お薬手帳をさらに進化させたものとなっている。
3要素の組み合わせによる効果を検証
日本調剤と東大大学院の共同研究では、「GlucoNote」と「お薬手帳プラス」に「かかりつけ薬剤師」の要素を加え、この3要素の組み合わせによる効果の検証を行う。
日本調剤は同研究で、「PHR(Personal Health Record)」の利活用と薬剤師の介入について新たな知見を獲得し、「新世代の薬局」を構築するため先進的ノウハウを取得するとしている。
(画像はプレスリリースより)

日本調剤 東京大学大学院医学系研究科と共同研究を開始 - 日本調剤株式会社
http://www.nicho.co.jp/corporate/info/16184/