保健医療へのアクセス向上の企業コミットメントを強化
アステラス製薬株式会社は2017年1月18日のニュースリリースで、低所得国や低中所得国における非感染性疾患の予防、診断及び治療へのアクセス向上を目的とした、複数の企業や団体が参加するグローバルなイニシアティブ「Access Accelerated」に参画すると発表した。
アステラス製薬は、大手医薬品企業21社と共に、世界銀行グループ及び国際対がん連合(UICC、Union for International Cancer Control)と連携し、2030年までに非感染性疾患による早期死亡件数の3分の1を減少させるという国連の持続可能な開発目標の達成に向けて取り組んでいく。
非感染性疾患に関するアクセス課題の解決を目指す
がん、心臓血管疾患、慢性呼吸器疾患、糖尿病及び精神疾患を含む非感染性疾患は公衆衛生危機の要因となっており、高齢化や生活習慣の変化によるリスクがこれらの疾患の増加要因になっていることに加え、十分な保健システムが整っていない低所得国や低中所得国は、診断及び治療等へのアクセスが制限される等、様々な障壁があり、その対策は急務となっている。
アステラス製薬は、世界中の患者について保健医療へのアクセス改善という重要な社会的責任を担っており、Access Acceleratedに参画することで、非感染性疾患に関するアクセス課題を解決する方法を見出し、推進していくと述べている。
非感染性疾患については、ケニアにおいて産科フィスチュラに苦しむ患者の生活改善を目指すAction on Fistulaの活動を推進し、これまでに1,200名以上の患者が手術により完治したという実績がある。
(画像はアステラス製薬株式会社のサイトより)

アステラス製薬株式会社ニュースリリース
https://www.astellas.com/アステラス製薬株式会社
https://www.astellas.com/jp/