NECと共同開発
大塚製薬株式会社は、1月27日、脳梗塞再発抑制薬である抗血小板剤「プレタールOD錠100mg」について、56錠入り専用容器を追加する国内一部変更承認申請を行ったと発表した。
この申請は、同剤の毎日の服薬アシストを目的とするもの。専用容器にモジュールとアプリを連動させた「プレタールアシストシステム」を、日本電気株式会社(NEC)と共同開発している。
LED点滅で服薬時間を知らせる
脳梗塞の再発抑制においては、ハイリスク薬である抗血小板剤の服薬を続けることが鍵となる。しかし同疾患の患者は、「うっかり忘れ」「自己判断で中止」といった理由により服薬を中断するケースが多いという。服薬率が半年で約5割まで低下するという報告もあり、服薬継続が課題となっていた。
この課題を解決すべく大塚製薬は、患者の毎日の服薬をアシストする「プレタールアシストシステム」をNECと共同で開発した。同システムは、脳梗塞患者にLED点滅で服薬時間を知らせ、服薬情報を患者自身や家族、医療関係者等へ送信するというもの。
未解決の医療ニーズを満たすべく
「プレタールアシストシステム」は、「プレタールOD錠」を56錠包装した専用「プラスチックケース」、IoT対応の「服薬アシストモジュール」、そして「服薬アシストアプリ」の3つで構成される。専用「プラスチックケース」に「服薬アシストモジュール」を取り付けて、使用するという。
大塚製薬は今後も、世界中の未解決の医療ニーズを満たすべく、研究開発を進めるとしている。
(画像はプレスリリースより)

脳梗塞再発抑制薬の毎日の服薬を支援する「プレタールアシストシステム」に対応した専用容器を国内申請 - 大塚製薬株式会社
http://www.otsuka.co.jp/