製薬業界ニュース
2025年05月13日(火)
 製薬業界ニュース

東北大、世界初となるアルツハイマー病治療薬シーズの開発に成功

新着ニュース30件






























東北大、世界初となるアルツハイマー病治療薬シーズの開発に成功

このエントリーをはてなブックマークに追加
アルツハイマー病治療薬シーズの開発に成功
東北大学(以下、東北大)は1月26日、世界初となるアルツハイマー病治療薬シーズの開発に成功したことを発表した。

アルツハイマー病は既存の薬では治療が困難で、軽度認知症から重度認知症への移行を予防する薬の開発が待たれているのが現状だ。

アルツハイマー病では記憶を維持する神経伝達物質アセチルコリンの働きが低下することが知られており、東北大の福永教授らのグループは、神経可塑性をターゲットとした創薬研究を目指し、1982年に記憶分子CaMKⅡ(以下、CaMKⅡ)を発見。

同グループはこのCaMKⅡを基に、T型カルシウムチャネル活性化薬SAK3(以下、SAK3)やNMDA受容体活性化薬を開発している。

東北大学
アルツハイマー病治療薬候補に
今回、このSAK3によってCaMKⅡが活性化することを証明、また、アルツハイマー病型認知症のマウスを用いた実験では、記憶と認知機能の改善が認められた。

その他、アルツハイマー病の原因とされているアミロイドベータ蛋白質の抑制も確認できたという。

東北大はこのことから、SAK3が世界初の記憶に関わるアセチルコリンの遊離を高める薬で、有力なアルツハイマー病治療薬候補になるとしている。SAK3は今後、臨床試験を行う予定。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

東北大学 プレスリリース
http://www.tohoku.ac.jp/


Amazon.co.jp : 東北大学 に関連する商品
  • アステラス製薬、テレビCM「明日は変えられる。~過活動膀胱篇~」の放映を開始(3月20日)
  • 大正製薬、乗り物酔い止め薬「センパア」シリーズをリニューアル(3月20日)
  • リアルテックファンド、独自技術により高純度の単結晶を開発する研究所に出資を実施(3月18日)
  • 久光製薬、水虫・たむし治療薬「ブテナロック(R)Vα クリーム 18g、液 18mL」をリニューアル発売(3月17日)
  • アンジェス、米国でDNAワクチンに関する特許を取得(3月17日)
  • Yahoo!ブックマーク  Googleブックマーク  はてなブックマーク  POOKMARKに登録  livedoorClip  del.icio.us  newsing  FC2  Technorati  ニフティクリップ  iza  Choix  Flog  Buzzurl  Twitter  GoogleBuzz
    -->