世界の大手医薬品企業22社が立ち上げた
中外製薬株式会社は、1月18日、グローバルなイニシアティブ「Access Accelerated」へ参画すると発表した。
「Access Accelerated」は、低所得国および低中所得国における非感染症疾患増加の対策を目的として、世界の大手医薬品企業22社が立ち上げたグローバルなイニシアティブ。
世界銀行グループおよび国際対がん連合と連携
非感染性疾患は、がんや心臓血管病、慢性呼吸器疾患や糖尿病などを指す。これら疾患による死亡件数のおよそ80%は低所得国や低中所得国において発生しており、既に感染症と闘う国・地域においては二重の負担を強いられる要因となっている。
「Access Accelerated」は、こうした危機的状況へ対応すべく設立された。国連は、非感染性疾患による早期死亡件数の3分の1を減少させるという、持続可能な開発目標を立てている。「Access Accelerated」はこの目標の達成に向けて、世界銀行グループおよび国際対がん連合と連携し、取り組みを行う。
開発途上国への取り組みをさらに拡充
「Access Accelerated」では、非感染性疾患の予防、治療およびケアにおける様々な障壁への対処、そしてグローバルヘルス分野での長期的投資が、各企業により行われる。
中外製薬は2014年、公益社団法人グローバルヘルス技術振興基金への参画を表明。今回の「Access Accelerated」参加により、開発途上国の医療と健康への取り組みをさらに拡充するとしている。
(画像は中外製薬の公式ホームページより)

非感染性疾患増加の対策に向けたグローバルイニシアティブへの参画について - 中外製薬株式会社
https://www.chugai-pharm.co.jp/