NCDsの予防・治療・ケアの推進が目的
エーザイ株式会社は、1月18日、グローバルパートナーシップ「Access Accelerated(アクセス・アクセレレイテッド)」の設立に参画したと発表した。
「Access Accelerated」は、低所得国・低中所得国における非感染性疾患(NCDs)の予防・治療・ケアの推進を目的とするもの。エーザイを含む世界の大手製薬企業22社により構成される。
効果的かつ持続可能な診断・治療を提供
国連は、低所得国・低中所得国におけるNCDs早期死亡件数の3分の1を、2030年までに減少させるという目標を立てている。NCDs分野においてマルチステークホルダーによる初の国際的なイニシアティブである「Access Accelerated」では、この目標の達成が目指される。
同イニシアティブでは、参加企業が個別のプログラムを通じてヘルスケアのアクセス改善に取り組む。また、世界銀行と共にNCDsの予防や治療などを目的としたパイロット事業も行う。加えて、国際対がん連合ともがん治療とケア向上のため連携し、効果的かつ持続可能な診断・治療の提供を支援するとしている。
将来への長期的な投資でもある
エーザイは、グローバルのNCDs対策として、中国における認知症の疾患啓発・早期発見支援活動に展開。またグローバル主力品の抗がん剤「ハラヴェン」については、アジア7カ国において患者の所得水準に応じた価格を設定する「ティアードプライシング」を導入している。
同社はこうした取り組みについて、企業の責務であると同時に、将来への長期的な投資でもあるとしている。
(画像は写真素材 足成より)

エーザイ、非感染性疾患対策に取り組むグローバルパートナーシップに参画 - エーザイ株式会社
http://www.eisai.co.jp/news/news201704.html