長年に亘り販売されてきた機種の後継機
日本ベクトン・ディッキンソン株式会社(以下「日本BD社」)は、1月18日、「BDフェニックス M50 全自動同定感受性検査システム」を販売を開始した。
同装置は、同社が長年に亘り販売してきた「BDフェニックス 全自動同定感受性検査システム」の後継機種。
複雑さを増している感染症の環境
昨今、多剤耐性菌や輸入感染症が増加するなど、感染症を取り巻く環境は日々複雑さを増している。それら感染症の診療においては、「根拠に基づく医療(EBM)」が求められるようになった。また、2016年4月に閣議決定されたAMR対策アクションプランの実現に向け、迅速な微生物同定、抗菌薬感受性結果報告も求められている。
今回販売が開始された「BDフェニックス M50 全自動同定感受性検査システム」は、こうした状況に対応すべく開発された装置。同装置は、日本BD社の長年に亘る微生物同定および抗菌薬感受性検査技術を活用し、EBM実現に重要な「迅速」で「正確」な検査を実現。従来機種に比べ、使いやすさも向上している。
従来機種より設置面積を約25%削減
「BDフェニックス M50 全自動同定感受性検査システム」はまた、サンプル数や価格を抑えることで、検体数が少ない施設でも利用できる仕様となっている。さらに、従来機種より設置面積を約25%削減。検体の増加時でも、設置面積を変えずに2台積み重ねることで増設可能となっている。
日本BD社は今後も、感染症検査におけるマーケットリーダーとして、より役立つ製品およびソリューションの提案を続けるとしている。
(画像はプレスリリースより)

BDフェニックス M50全自動同定感受性検査システム 新発売 - 日本ベクトン・ディッキンソン株式会社
http://www.bdj.co.jp/press/20170118.html