10.6%が医療機関受診後も市販薬使用
株式会社QLifeは2017年1月13日のニュースリリースで、花粉症の治療を目的に2016年春シーズンに1回以上医療機関を受診した患者1000名を対象に、受療・市販薬の使用実態について、インターネットで大規模調査を実施しその結果を発表した。
市販薬の使用実態について、医療機関を受診する前に市販薬を使用したと回答した人は21.1%だったが、受診した後も市販薬を使用したと回答した人は10.6%にもなり、またその内26.4%が処方薬の効果を感じなかったと回答している。
聞かない医師と伝えない患者
受診時の市販薬の使用確認については、市販薬の使用を「医師から聞かれなかった」が54.9%、市販内服薬の使用を「医師に伝えなかった」が32.4%、市販点鼻薬の使用を「医師に伝えなかった」が42.3%となり、聞かない医師と伝えない患者という構図が明らかとなった。
スイッチOTC医薬品が相次いで発売されるなど、特に治療選択肢が広がっている花粉症であるが、今回の調査結果により、市販薬を購入して自分自身で治すのか、それとも医療機関を受診して処方薬で治すのかの選択基準を伺うことができた。
(画像はプレスリリースより)

株式会社QLifeニュースリリース
http://www.qlife.co.jp/news/7119.html花粉症患者の受療・市販薬使用実態調査結果報告書
http://www.qlife.co.jp/news/170113qlife_research.pdf