日米両国で特許成立
アンジェスMG株式会社は2017年1月17日のニュースリリースで、アンジェスMGの高血圧DNAワクチンに関する特許が、日本において特許番号6057296号として登録されたと発表した。
登録された特許は、血圧を上昇させる作用をもつアンジオテンシンIIに対する抗体を体内で作り出し、その働きを抑制することで高血圧を治療するDNAワクチンに関する物質特許で、大阪大学とアンジェスMGが共同で研究し、共同で特許を出願していた。
この特許は米国において2015年9月に成立済みであるため、今回日本で登録されたことにより、高血圧DNAワクチンに関する主要な特許が日米の両国で成立したこととなる。
遺伝子医薬のグローバルリーダー
現在の高血圧の治療では、経口で服用するタイプの医薬品が多く使用されており、飲み忘れなどがあると効果的な治療が難しい場合があるが、高血圧DNAワクチンは、1回の投与で長期間に亘って効果が持続することができ、効果的な治療が可能な医薬品として期待されている。
アンジェスMGは、高血圧DNAワクチンを遺伝子治療薬、核酸医薬に次ぐ事業の第3の柱として位置づけており、今回の特許成立を端緒に、この革新的な遺伝子医薬品の早期実用化にむけて臨床開発の開始を計画し、必要とする患者に届けていくと述べている。
(画像はアンジェスMG株式会社のサイトより)

アンジェスMG株式会社ニュースリリース
http://www.anges-mg.com/pdf.php?pdf=100933.pdfアンジェスMG株式会社
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