和歌山医大が治験計画届書を提出
テラ株式会社は、1月10日、樹状細胞ワクチン「TLP0-001」の治験届に関するプレスリリースを発表した。
同社の連結子会社であるテラファーマ株式会社は、和歌山県立医科大学と共に「TLP0-001」の再承認取得を目指している。今回、和歌山医大が独立行政法人医薬品医療機器総合機構に対して、治験計画届書を提出している。
より多くの膵臓がん患者へ届ける
治験は、厚生労働省から医薬品または医療機器、あるいは再生医療等製品として承認されるために行う臨床試験。ヒトを対象として、有効性や安全性について調査を行う。
より多くの膵臓がん患者へ樹状細胞ワクチンを届けることを、グループの最重要経営課題と位置づけたテラは、同ワクチンの薬事承認を目指すことを決断。承認取得に必須のプロセスである治験のため、テラファーマは2016年12月、和歌山県立医科大学と医師主導治験の実施に係る契約を締結。「TLP0-001」について、再生医療等製品としての承認取得を目指していた。
2022年内の薬事承認申請を目指す
テラファーマは、今回の治験の責任医師である和歌山医大・山上裕機教授を、日本における免疫療法分野を代表する医師の一人と評価。膵臓がん治療としての樹状細胞ワクチン創薬に、強い熱意を持つ人物としている。
なお同治験は、2017年上期に開始される。2022年内の薬事承認申請を目指すという。
(画像はテラの公式ホームページより)

樹状細胞ワクチン(TLP0-001)の治験届について(経過情報) - テラ株式会社
https://www.tella.jp/company/release/2017/01/1445/