大部分の国々で完了
サノフィ株式会社(以下、サノフィ)とベーリンガーインゲルハイムは、1月5日、1月1日付けで戦略的事業交換の取引を完了したことを発表した。
この取引はサノフィの動物用医薬品事業と、ベーリンガーインゲルハイムのコンシューマー・ヘルスケア(CHC)事業の間で行われ、大部分の国々で完了が確認されたとしている。
サノフィはパリ(仏)に本拠地があるヘルスケア企業で、ベーリンガーインゲルハイムはインゲルハイム(独)に本拠地のある世界有数の製薬企業の1つだ。
2017年の早期には全て完了する見込み
両社は2015年12月から独占交渉を開始し、円滑な統合を最優先課題として、今後はCHC事業はサノフィのCHC担当がベーリンガーインゲルハイムのCHCブランドを統括し、動物用医薬品事業においてはベーリンガーインゲルハイムが率いるという。
現在、メキシコとインドのメリアルについては一部当局の承認が得られていないため、CHC事業の交換が遅れているが、2017年の早期には完了する予定だ。
サノフィはこの取引によってベーリンガーインゲルハイムのCHC市場において戦略的カテゴリーの地位を高めることができるとし、また、ベーリンガーインゲルハイムにとっても自社にとって重要な動物用医薬品領域での競争力が高まるとしている。
(画像はサノフィ株式会社HPより)

サノフィ株式会社 プレスリリース
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