米国子会社が製造する骨接合材料
株式会社日本エム・ディ・エムは、2016年12月27日、骨接合材料「ARISTO ネイル システム(ARISTO Proximal Humeral Nail)」の販売を開始したと発表した。
同製品は、同社の米国子会社であるOrtho Development Corporationが製造するもの。
日本人の上腕骨の後捻形状に対応するデザインを採用
日本エム・ディ・エムは、 1973年に「株式会社ホスピタルサービス」として設立された企業。1981年に、「Medical」「Dynamic」「Marketing」という理念のもと、現在の社名に変更。整形外科領域を中心として、拡大する医療現場のニーズに価値ある医療機器で応えている。
「ARISTO ネイル システム」は、日本人のCTデータをもとに開発され、日本人の上腕骨の後捻形状に対応するデザインを採用。後捻とは、骨頭が後方にねじれている状態のことであり、このデザインにより最適な骨接合が可能となっている。
骨接合材料の販売拡大を期待
「ARISTO ネイル システム」は、近年増加している高齢者の上腕骨近位部骨折に対応する骨接合材料となると、日本エム・ディ・エムは認識。同社は現在、上腕骨近位端骨折に対応する骨接合材料「MODE Proximal Humeral Plate」を販売しているが、「ARISTO ネイル システム」が加わることで、上腕骨近位部骨折に対する治療戦略の選択肢が拡がるとしている。
今回の「ARISTO ネイル システム」発売により同社は、骨接合材料の販売拡大を期待している。
(画像はプレスリリースより)

骨接合材新製品「ARISTO ネイル システム」の販売開始に関するお知らせ - 株式会社日本エム・ディ・エム
http://www.jmdm.co.jp/uploads/161227.pdf