デ・ウエスタン・セラピテクス研究所が発表
日本革新創薬株式会社は、2016年12月26日、国立大学法人富山大学と網膜変性疾患治療薬の研究開発を目的とした共同研究契約を締結したと発表した。
この発表は、日本革新創薬の親会社である株式会社デ・ウエスタン・セラピテクス研究所が行ったもの。
神経栄養因子の分子機構解明研究を進める富山大学
富山大学は、神経細胞死の抑制や機能維持に必要であることが知られる神経栄養因子の分子機構解明に関わる研究を進めている。またその成果を活用し、革新的な中枢神経系での新薬創製を目指した独自の薬剤評価試験法も確立している。
今回の共同研究では、富山大学においてこの評価試験法を用いてスクリーニングを実施し、選択された開発候補化合物を日本革新創薬が動物モデルで評価。臨床試験に進められる開発品を選定する。
成果が得られた際は日本革新創薬が開発
網膜色素変性は、網膜に異常がみられる疾患であり、視野狭窄や視力低下などが特徴的な症状となる。萎縮型加齢黄斑変性は、加齢によって網膜の中心部である黄斑に障害が生じ、視力が低下し、失明をも引き起こす疾患。共に未だ十分な治療法が確立されておらず、有効な治療薬の開発が望まれている。
日本革新創薬と富山大学は、この共同研究の成果が得られた際には、両者合意の上で日本革新創薬が独占的実施権を受け開発を進めるとしている。
(画像は日本革新創薬の公式ホームページより)

日本革新創薬株式会社と富山大学との共同研究契約締結のお知らせ - 株式会社デ・ウエスタン・セラピテクス研究所
http://pdf.irpocket.com/C4576/DZbR/UkzQ/t1kv.pdf