病院内紫外線殺菌システムの大手企業、ゼネックス社
テルモ株式会社と米国ゼネックス社は、1月6日、紫外線殺菌ロボット「LightStrike(ライトストライク)」の日本における独占販売契約を締結したと発表した。
ゼネックス社は、病院内紫外線殺菌システムの大手企業。「LightStrike」は、ゼネックス社の製品。
病室内に満遍なくキセノン紫外線を照射
医療機関における環境表面の殺菌は、通常、清掃スタッフによる手作業で行われる。しかしこの方法では、拭き残しの発生や薬剤耐性菌への効果が薄いことなど、課題があった。
「LightStrike」は、この以前からの手作業による環境殺菌後、病室内に満遍なくキセノン紫外線を照射する。紫外線が照射された細菌は、細胞内のDNAが二量化反応・水和反応・分解などを起こし、死滅するとされている。院内感染の原因となる薬剤耐性菌やエボラウイルス、ノロウイルスなどの殺菌も期待される。
日本初、非水銀の紫外線殺菌ロボット普及へ
テルモは、日本で初めてディスポーザブル(使い切り)の注射器を開発。その普及に努めるなど、長きにわたり感染対策に取り組んできた。ゼネックス社との提携により同社は、日本で初めて非水銀の紫外線殺菌ロボット普及を進めることになる。
同社これからも、先進的な感染対策に取り組んでいくとしている。
(画像はプレスリリースより)

テルモ、紫外線殺菌ロボットの日本での独占販売権を取得―薬剤耐性菌などによる院内感染の防止を目指して― - テルモ株式会社
http://www.terumo.co.jp/pressrelease/detail/20170106/271