骨粗鬆症の治療薬ロモソズマブを承認申請
アステラス製薬株式会社(以下、アステラス製薬)とアステラス・アムジェン・バイオファーマ株式会社(以下、アステラス・アムジェン・バイオファーマ)は12月20日、ヒト抗スクレロスチンモノクローナル抗体製剤ロモソズマブを骨粗鬆症の治療薬として製造販売承認の申請をしたと発表した。
ロモソズマブは、米国アムジェン社とベルギーの医薬品メーカーUSB 社が共同開発した薬剤で、骨細胞から分泌されるスクレロスチンと結合して阻害する。
米国とカナダでも承認申請
米国とカナダでは、すでにロモソズマブの承認申請を行っているとしており、アステラス・アムジェン・バイオファーマはアムジェン社とアステラス製薬の合弁会社で、ロモソズマブの日本での共同開発を行っている。
骨粗鬆症は日本では40歳以上の男女が多く罹患しているとされ、骨折や運動機能の低下など日常生活に障害を招くことも少なくないと言われている。
今回の申請は閉経後の骨粗鬆症の女性7,180人を対象としたプラセボ対照試験と245人の骨粗鬆症の男性を対象としたプラセボ対照二重盲検試験の結果を基に行われており、また現在も10,000人以上の閉経後骨粗鬆症患者を対象とした大規模な骨折抑制効果を検討した試験も行われているとしている。
(画像はアステラス製薬株式会社HPより)

アステラス製薬株式会社 ニュースリリース
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