ピノルビン(R)のラインアップを充実
日本化薬は2016年12月16日のニュースリリースで、抗悪性腫瘍抗生物質製剤「ピノルビン(R)注射用30mg」を発売したと発表した。
既に販売している「ピノルビン(R)注射用10mg/20mg」に、医療現場のニーズに基づき、安全に短時間で調製できる製剤として、「ピノルビン(R)注射用30mg」を追加し、ラインアップを充実させた。
乳がんの併用療法でも有効
ピノルビンは、腫瘍細胞のDNA内にすみやかに取り込みDNA合成を阻害することで、主にG2期(細胞分裂準備期)にがん細胞を死滅させる働きがあり、頭頸部がん、乳がん、胃がん、尿路上皮がん(膀胱がん、腎盂・尿管腫瘍)、卵巣がん、子宮がん、急性白血病、悪性リンパ腫に効能・効果があるとされ、さらに乳がんを対象とした併用療法でも有効性が確認されたため、1988年に抗がん剤として認可された。
日本化薬は、「スペシャリティ、バイオシミラー&ジェネリック、plus IVR(血管内治療)」を事業の柱とし、「がん関連領域を中心に医療従事者のパートナーとして患者のQOLの向上に貢献する」ことを目指していくと述べている。
(画像は日本化薬のサイトより)

日本化薬株式会社ニュースリリース
http://www.nipponkayaku.co.jp/日本化薬医療関係者向け情報サイト
https://mink.nipponkayaku.co.jp/