ALXN1210の臨床試験の最新データを発表
アレクシオンファーマ合同会社(以下、アレクシオンファーマ)は12月12日、発作性夜間ヘモグロビン尿症(以下、PNH)と非典型溶血性尿毒症症候群(以下、aHUS)の患者を対象としたALXN1210の臨床試験の最新データを発表した。
アレクシオンファーマが開発したALXN1210は、抗C5抗体で革新的な長時間作用が可能だとしている。
PNHは、後天性の血液疾患で血管内溶血、骨髄不全、血栓症などが主な特徴としてあげられている。進行性も高く死亡リスクも高い稀少疾患の1つだ。
また、aHUSも同じく稀少疾患で遺伝子異常により起こる慢性疾患で、血栓性微小血管障害症を発症する。症状としては、腎臓や脳、心臓などまたその他の重要な臓器が大きな損傷を受ける場合や、早期死亡も起こると言われている。
第3相臨床試験に向けて患者を登録中
今回の臨床試験の結果によれば、月1回の投与を行った患者では溶血の直接マーカーである乳酸脱水素酵素(以下、LDH)が急速に持続的に低下したとしている。
また、高用量の患者と低用量の患者では高用量の患者に2倍の改善がみられたという。
現在、アレクシオンファーマは8週間隔で投与を行う第3相臨床試験を実施するためPNHとaHUSの患者の登録中であることしている。
(画像はアレクシオンファーマ合同会社HPより)

アレクシオンファーマ合同会社 プレスリリース
http://alexionpharma.jp/press_release/