有効成分「エムトリシタビン」「テノホビル アラフェナミド」の配合錠
日本たばこ産業株式会社(以下「JT」)は12月9日、抗HIV薬「デシコビ(R)配合錠 LT」及び「デシコビ(R)配合錠HT」について、同日付けで日本国内における製造販売承認を取得したと発表した。
「デシコビ(R)配合錠 LT」は、エムトリシタビン 200mgとテノホビル アラフェナミド 10mgの配合錠、「デシコビ(R)配合錠HT」は、エムトリシタビン 200mgとテノホビル アラフェナミド 25mgの配合錠。
鳥居「ツルバダ(R)配合錠」の有効成分TDFをTAFに置き換え
両配合錠は、鳥居薬品株式会社が2005年より国内で販売している抗HIV薬「ツルバダ(R)配合錠」に含まれる2つの有効成分のうち、テノホビル ジソプロキシルフマル酸塩(以下「TDF」)を、テノホビル アラフェナミド(以下「TAF」)に置き換えたもので、JTは本年8月12日に日本国内における製造販売承認申請を行っていた。
TAFを創製したギリアド社が行った他の抗HIV薬との併用による臨床試験では、TAFはTDFの10分の1以下の投与量で、TDFと同程度の抗ウイルス効果を示したという。
なお、デシコビ(R)配合錠は、ギリアド社が米国及び欧州において本年4月に承認を取得し、Descovy(R)の製品名で販売している。
(画像は日本たばこ産業株式会社ウェブサイトより)

日本たばこ産業株式会社 ニュースリリース
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