シロリムス3用量について、有効性と至適用量などを確認
参天製薬株式会社は11月28日、非感染性後眼部ぶどう膜炎患者を対象とした大規模グローバル臨床開発プログラム、SAKURAの速報結果を発表した。
SAKURAは、Sirolimus study Assessing double-masKed Uveitis tReAtmentの略称で、日本語名は「(3用量)硝子体内投与における活動性の非感染性後眼部ぶどう膜炎に対する有効性及び安全性評価-第3相無作為化二重盲検多施設国際共同治験-」。
同プログラムでは、3つの用量(44μg、440μg、880μg)のシロリムスを非感染性後眼部ぶどう膜炎患者の硝子体内に注射し、その単剤治療の有効性、安全性および至適用量を確認した。
「OPSIRIA(440μg シロリムス注射剤)」で、眼内炎症抑制の結果
非感染性後眼部ぶどう膜炎治療薬として研究されている「OPSIRIA(440μgシロリムス注射剤)」は、患部の硝子体に局所的に投与するファースト・イン・クラスの免疫調節薬で、mTOR阻害作用に基づき免疫システムを調節する。
SAKURAプログラムでは、「OPSIRIA(440μg シロリムス注射剤)」において眼内炎症を効果的かつ安全に抑える結果を得て目標を達成した。
参天製薬は、同プログラムの総合的なデータにもとづいて、2017年初めにも米国食品医薬品局(FDA)への新薬承認申請を行う予定としている。
(画像はプレスリリースより)

参天製薬株式会社 ニュースリリース
http://v4.eir-parts.net/