「AIAシリーズ」で測定可能なマーカー
エーディア株式会社は、12月8日、AIA装置用の間質性肺炎診断補助マーカーKL-6測定用試薬『Eテスト「TOSOH」2(KL-6)』を発売する。
同試薬は、東ソー株式会社が製造販売する全自動蛍光酵素免疫測定装置「AIAシリーズ」で測定可能なマーカー。
間質に炎症を起こす肺炎
間質性肺炎は、肺胞の壁すなわち間質に炎症を起こす肺炎。原因は様々であり、近年は代表的な疾患の一つである薬剤性の間質性肺炎報告症例が増加している。
KL-6(シアル化糖鎖抗原)は、間質性肺炎に特異性の高いマーカー。間質を構成する細胞上に存在し、間質性肺炎になるとその濃度が上昇する。また血中に滲出するため、間質性肺炎の診断では血液中のKL-6濃度が重要な判定基準の一つになる。
医療現場における診断補助に貢献
エーディアは現在、『ピコルミ KL-6』『ルミパルス KL-6 エーザイ』『ルミパルスプレストKL-6 エーザイ』『ナノピアKL-6 エーザイ』『HISCL KL-6試薬』を、KL-6測定試薬として販売している。
今回発売される『Eテスト「TOSOH」2(KL-6)』は、これらに続くもの。医療現場で広く使用されているAIAシリーズに対応することで、医療現場における間質性肺炎の診断補助に貢献するとしている。

AIA装置用の間質性肺炎診断補助マーカーKL-6測定用試薬 「Eテスト「TOSOH」2 (KL-6)」を新発売 - エーディア株式会社
http://www.eidia.co.jp/