「ダルナビル800mg」「コビシスタット150mg」2成分の配合剤
ヤンセンファーマ株式会社は11月22日、抗HIV感染治療薬 抗ウイルス化学療法剤「プレジコビックス(R)配合錠」の、日本での製造販売承認を取得したと発表した。
「プレジコビックス(R)配合錠」は、HIVのプロテアーゼ阻害剤であるダルナビル800mgと、薬物動態学的増強因子(ブースター)のコビシスタット150mgの2成分を固定用量で配合した製剤。
海外では、欧州で2014年11月に、米国で2015年1月に承認されており、プロテアーゼ阻害剤としては日本で初めてのコビシスタットとの配合剤となる。なお、日本ではコビシスタット単剤での承認はされていない。
HIV患者の服薬の負担が軽減
従来処方されていた、「プリジスタナイーブ(R)錠」とブースターであるリトナビルに核酸系逆転写酵素阻害剤(NRTI)の併用では、1日1回3錠の服用が必要とされていた。
しかし、ダルナビルとコビシスタットを1回1錠で服用できる「プレジコビックス(R)配合錠」の開発により、1日1回2錠の服用に減り、患者は服薬の負担が軽減することになった。
ヤンセンファーマは、HIV領域で複数の治療オプションを提供することにより、HIV感染患者とその家族の多様なニーズとQOL向上に引き続き貢献していくとしている。
(画像はプレスリリースより)

ヤンセンファーマ株式会社 ニュースリリース
http://www.janssen.com/japan/press-releases/20161122