希望する社員約5300人に配布
テルモ株式会社とテルモ健康保険組合は、11月17日、希望する社員約5300人に尿糖検査薬を配布したことを明らかにした。
この配布は、「健康経営」の取り組みの一環として行われたもの。
食後のみ血糖値が高くなる「隠れ糖尿病」
糖尿病は、血液中の糖である血糖の値が高い状態が続く疾患。進行した場合、腎臓の機能低下や失明、心疾患や神経症などの症状を合併することがある。そのため、早期の発見と治療が大切になる。
健康診断では、空腹時の血糖値を測定することが多い。しかし、食後のみ血糖値が高くなり、その数値が糖尿病患者と同程度に至るというケースは存在する。この状態は、「隠れ糖尿病(食後高血糖)」と呼ばれ、食後の尿糖検査による早期発見が期待されている。
日常的なセルフチェックを推奨
テルモは、社員の健康増進を経営的視点から取り組む「健康経営」に注力。これまでも、がん検診項目の充実化や乳がんMRI検査の補助など、様々な健康増進の取り組みを行っている。
今回同社が配布した尿糖検査薬は、試験紙に尿をかけて尿中の糖を検査する製品。年々患者数が増加する糖尿病について理解を促すとともに、健康診断に加えた日常的なセルフチェックを推奨すべく、配布したという。
(画像はプレスリリースより)

テルモとテルモ健保、社員に尿糖検査薬を配布 隠れ糖尿病への理解を促し、社員の健康管理につなげる - テルモ株式会社
http://www.terumo.co.jp/pressrelease/detail/20161117/263